囲繞地を売却しにくい理由とは?売却するためのポイントを解説

2024-11-26

囲繞地を売却しにくい理由とは?売却するためのポイントを解説

袋地と取り囲んでいる囲繞地は、一般的に売却しにくい土地と言われています。
売れにくいとされている理由や、売れやすくなる方法やポイントを把握しておきましょう。
この記事では、囲繞地とはどのような土地なのかや、売れにくいとされている理由、売れやすくなる方法やポイントを解説します。

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囲繞地とは?

囲繞地(いにょうち)とは、袋地を取り囲んでいる土地を指す言葉です。
袋地は、他の土地(囲繞地)に囲まれた公道に直接接していない土地で、無道路地とも呼ばれています。
袋地から公道に出るには、周囲の土地を通らざるを得ません。
そのため袋地の所有者には、公道に出るために周囲の土地を通行できる、囲繞地通行権が与えられます。
これは民法によって認められている権利であるため、囲繞地の所有者は基本的に通行権を拒否できません。
そのため袋地からの通行に影響が出ない範囲で、土地を利用しなければならなくなる可能性が出てきます。

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囲繞地の売却が通常よりも難しくなってしまう理由

囲繞地の売却が難しくなってしまう理由としては、通行権の存在が挙げられます。
袋地住人が周囲の土地を通行する権利を有している関係上、囲繞地の所有者は敷地内を通行される状況を受け入れる必要があります。
とはいえ隣人が日常的に敷地内を通行するのにストレスを感じてしまう方は、決して少なくありません。
隣人といっても他人であるため、どうしても防犯面で不安を感じてしまう方も多いでしょう。
袋地住人からは通行料が得られるものの、その他のデメリットを打ち消すほどの評価はされにくく、結果として通常の土地よりも売れにくくなってしまっています。

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囲繞地を売却するためのポイント

売れにくい囲繞地を売却する方法としては、袋地所有者に等価交換を持ちかける手段があります。
等価交換とは、同等の価値を持つ土地同士の交換です。
袋地から公道に出るために通行する部分だけを、袋地の一部と交換すれば、袋地は袋地でなくなり、通行権も発生しなくなります。
囲繞地通行料を受け取りたい方に売却するのも、方法の1つです。
通行料の受け取りに価値を見出している相手であれば、通常よりも売却しやすくなるでしょう。
また成功率は高くありませんが、隣地所有者に買い取ってもらう方法もあります。
隣人が土地を広げたいと考えている場合は、話を持ちかけてみても良いでしょう。

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まとめ

囲繞地とは、袋地を取り囲んでいる土地を指す言葉です。
袋地は囲繞地によって公道と接していない状態であるため、囲繞地通行権が認められており、それが囲繞地が売れにくい理由の1つとなっています。
囲繞地を売却する方法やポイントとしては、袋地との等価交換、囲繞地通行料に魅力を感じている方に売る、隣地所有者に買い取ってもらう、などが挙げられます。
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