2023-08-08
既存住宅売買瑕疵保険は、家を売却後に建物の不備が見つかり修繕費用を求められるケースに備えるための保険です。
売却後もトラブルに備える必要があります。
既存住宅売買瑕疵保険の基本情報やメリット・デメリットをご説明します。
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既存住宅売買瑕疵保険とは、売主が家を売却する際に加入する保険です。
そもそも家を売却すると、売主は買主に対して契約不適合責任と呼ばれる責任を負います。
これは、売買契約時には申告のなかった家の不備などが後々見つかった場合に、売主が修繕や買い替え費用を負担しなければならない責任です。
既存住宅売買瑕疵保険は、そういった契約不適合責任による費用を保険の範囲内で保証してくれます。
保証対象は家の基礎や屋根版など基本的な構造と雨漏りに関わる契約不適合責任です。
既存住宅売買瑕疵保険の加入に関わる費用は、保険料と検査料をあわせて、およそ7万円~14万円といわれています。
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既存住宅売買瑕疵保険を利用して家を売却するメリットの一つ目は、トラブルになりにくい点です。
売主が家の売却後に修繕費用などを求められた場合、既存住宅売買瑕疵保険の範囲内で保証を受けられます。
保険の加入がなければ、売主が全額自己負担となり、貯蓄だけでは支払えないなどのトラブルに発展することも考えられます。
また、保険に加入していれば、修理に関わるやり取りはプロの業者に依頼できるため、トラブルの迅速な解決につながるでしょう。
メリットの二つ目は、購入を検討している買主の安心感が高まる点です。
既存住宅売買瑕疵保険の加入には家の耐震性や防水性などの検査に通過する必要があり、保険に加入済みの物件はより安全性の高さをアピールできます。
三つ目のメリットは、税の優遇措置があり、購入した買主にとって魅力的な要素となります。
既存住宅売買瑕疵保険へ加入した物件を購入した買主は、住宅ローン減税や居住用財産の買換え特例などの優遇措置を受けられます。
保険に加入していない同じ条件の物件と比べると、メリットが大きく、買主の購入意欲を後押しする要素となるでしょう。
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既存住宅売買瑕疵保険を利用して家を売却するデメリットの一つ目は、売却時の費用が増える点です。
家を売却する際には、不動産会社への仲介手数料やローン一括返済手数料などさまざまな費用がかかります。
そこに加えて保険に加入すると、さらにおよそ7万円~14万円の費用がかかるため、注意が必要です。
デメリットの二つ目は、既存住宅売買瑕疵保険に加入するために家の改修が必要になる可能性です。
保険の加入には専門機関による検査に通過する必要があり、古い家や欠陥のある家は改修しなければならない場合もあります。
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既存住宅売買瑕疵保険は、売却後に建物の不備が見つかった場合に修繕費用を保証してくれる保険制度です。
売主にとっても買主にとってもメリットのある保険ですが、費用がかかる点や場合によっては家の改修が必要になる点には注意が必要です。
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