空き家を売る！売る・貸すの判断基準と売却方法やそのポイントを解説

相続などで受け継いだ空き家を、売るか、貸すか検討している方は少なくありません。
放置し続けると老朽化によって、近隣住民への危険性が高まることや、近隣トラブルに発展する恐れがあります。
そこで今回は、空き家を所有している方に向けて、空き家を売るか、貸すかの判断基準と空き家の売却方法や注意したいポイントについて解説します。

空き家を売る！「売る」か「貸す」かの判断基準

住んでいない空き家の対処方法として、売却以外に賃貸物件に出すのも有効です。
築年数が古すぎず、内装や設備などがそれほど劣化していないのであれば、そのままの状態で貸すこともできます。
また築年数が経っていて、老朽化が進んでいる場合でも、リフォームで改修し貸し出すことも可能です。
貸すメリットは、売却せずに済むため資産として残せることや、家賃収入が入ってくることが挙げられます。
デメリットは、入居者とトラブルが起きる可能性があることや、空室が続くと家賃収入が得られないことです。
売るメリットは、一度にまとまったお金が手に入ることや、賃貸物件と違って管理の手間がないことです。
しかし将来的に住むことはできなくなる点が、デメリットとなります。

空き家を売る！空き家の売却方法

空き家を売る方法は、古家付きで売却する、解体して売却する、リフォームして売却するの3つが挙げられます。
古家付きのまま売るメリットは、解体する時間や手間がかからないことです。
しかし、売却価格が安くなりやすいデメリットがあります。
解体する方法は、築年数20年越の空き家で、劣化が激しいときにおすすめです。
古家付きよりは買い手が見つかりやすいですが、解体にはお金と時間がかかります。
リフォームして売る方法は、物件の問題点を改善してからの売却になるため、古家付きよりも買い手が見つかりやすくなります。
当然リフォーム費用がかかることや、買い手との趣味の違いで売れない恐れもあります。

空き家を売る！空き家の売るポイント

空き家売るには、3つの注意すべきポイントがあります。
まず、空き家の売却後、買い手とのトラブルを避けるために境界把握をしておく点です。
隣家との境界が曖昧だと、隣人と買い手が揉める恐れが高いため注意が必要です。
次に、築年数や立地によっては、買い手が見つからず、長期戦になる可能性が高い点です。
損をしないよう買取を活用するタイミングを決めておきましょう。
最後に、空き家の状態を把握せず、売却する点です。
売却後、シロアリ被害などが発生していた場合、契約不適合責任を問われます。
契約不適合は、告知していない瑕疵があった場合に、売主が買主に対して責任を負うことです。

まとめ

空き家を売るときは、古家付きのままか更地にするか、リフォームするかの3つの方法があることがわかりました。
室内の状態がよく、将来的に住む可能性がある場合、貸すのも有効です。
今回ご紹介した気を付けたいポイントなども参考に、今後どうするか検討しましょう。
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