2023-05-02
お墓に近い場所に土地や建物を所有している方のなかには、「売却しにくいのではないか」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
早く買主を見つけたい方は、お墓の近くにあるからこそのアピールポイントを知っておくことが大切です。
今回は、お墓に近いことが売却価格に与える影響、お墓に近いことのメリット・デメリット、売却時の注意点をご紹介します。
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不動産の査定には立地や土地の価値などさまざまな要因が影響するため、墓地が近くにあるからといって必ずしも価格が下がるとは限りません。
ただし、住宅の近隣に墓地があると買主にマイナスイメージを持たれやすく、売買価格も相場より下がる傾向があるのは確かです。
相場程度で売りに出しても、値下げ交渉をされるケースもあります。
お墓の近くに住みたくないと思うかには個人差があるものの、人によってはお墓を嫌悪施設と感じることは理解しておきましょう。
墓地の存在を伝えずに売ってしまうとトラブルに発展するリスクもあるため、告知義務を果たしたうえで買主に判断してもらうことが大切です。
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霊園や墓地は、墓が崩れないように地盤が安定した地域につくられる傾向があります。
近年では地震などの災害から影響を受けにくいエリアを探す方も多いため、物件が墓地の近くにあることで不動産売却が有利に進む可能性もあります。
また、住環境が変化しにくい点も魅力のひとつです。
お墓の近くには高い建物が建つ可能性も低いため、静かな環境に住みたい方、落ち着いた暮らしをしたい方におすすめです。
お墓と隣接した不動産は日当たりが良い物件も多く、洗濯物がよく乾く、室内が明るくなるなどのメリットも得られます。
ただし、お墓はお盆シーズンに多くの人が集まり騒がしくなる可能性がある点に注意が必要です。
路上駐車が増えて通行しにくくなったり、線香の香りが室内まで漂ってきたりする可能性もあります。
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お墓に近いことでマイナスイメージを持たれる可能性があるため、告知義務を忘れずに果たしましょう。
告知を怠り、買主が「知っていたら購入したくなかった」と考えるとトラブルとなり、契約不適合責任を追及されるリスクがあります。
また、理想の価格で売れない可能性を想定しておくことも大切です。
売却活動中に値下げを要求されるケースもあるため、さまざまな状況を想定して対応策を考えておきましょう。
お墓に近い不動産の売却をスムーズに進めるためには、お墓が見えるなど買主が不安に感じるポイントを理解し、伝えることが大切です。
土地や建物の魅力的な部分もしっかりとアピールし、注意点を意識しながら売却活動をおこないましょう。
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